楽天ペイで自動車税を納付してもポイントはつかなくなりました

毎年5月頃になると送られてくる、自動車税の納税通知書
その支払い方法は多様化され、銀行窓口やコンビニでの現金決済をはじめ、クレジットカード、スマホ決済、インターネットバンキングなど多くの手段を使うことができます。
スマホ決済では、キャッシュをチャージすることによって0.5%分のポイント還元が得られる電子マネーの楽天ペイが用いている人も多かったかもしれません。

しかし……

2024年6月4日より楽天ペイのポイント進呈ルールが変更され、今後は楽天ペイで自動車税を納付してもポイントを獲得することができなくなってしまいました。
ほんのちょっとのことかもしれないけれど、せっかくこれまで受られていた還元が得られなくなってしまうのはとても残念なことです。

では何故ポイントがつかなくなってしまったのか？
当記事ではその理由と、楽天ペイに代わるお得な自動車税の納付方法などを紹介していきます。

この記事を読めばわかること

自動車税の納付でポイントがつかなくなった理由と現在の進呈ルール
今後も楽天ペイで自動車税を支払うメリット
楽天ペイの代わりに使えるスマホ決済アプリと相性の良いカード

楽天ペイで自動車税を支払ってもポイントはつかない理由は？改悪？

そもそも、どうして今までは楽天ペイでの自動車税を納付によってポイントを獲得することができたのか？
その仕組みから解説していきましょう。

これまでのポイント進呈ルールは、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージするとチャージ金額の0.5%、次に支払いをチャージ残高から行うと支払い金額の1.0%、合わせて1.5%のポイントが還元されるというものでした。

自動車税や公共料金などを電子マネーで納付した場合には支払いによるポイントは還元されないのですが（これは楽天ペイに限らず、PayPayやauPAYなどすべての電子マネーアプリに共通することです）楽天ペイの場合は先に記載したとおりチャージでもポイントが発生していたため、支払い先が何であったとしても必ず0.5%分のポイントが還元されていたのです。

続いて、改訂後のルールを見ていきます。

2024年6月4日から適用されたルールにおいても、ポイント還元率は1.5%のままとこれまで通りではあります。そのためポイント的には何も変わったようには見えないのですが…
問題は、1.5%のポイント還元（の権利）がチャージ支払いを行った時にまとめて発生する条件に変更になったこと、ここにあります。つまり、チャージをした時点ではポイントが発生しません。
前述のとおり、自動車税や公共料金の納付においてはチャージすることが唯一のポイント発生チャンスだったのですが…ルール変更後は、支払い前にいくらチャージしようとも、ポイント還元を受けることができなくなってしまったというわけです。
こと支払いの場面でポイントが発生しないようなものについては、このルール変更は改悪といってもいいかもしれません。

HIMARO

2025年度以降の自動車税納付では、楽天ペイでの支払い以外の方法も検討していく必要がありそうですね…

楽天ペイで自動車税を支払うメリットはない？

ということで、前項にて解説したとおり、自動車税の納付を楽天ペイで（チャージ込みで）行ったとしても、ポイントの還元ありません。
では、楽天ペイや楽天カードなどで支払いをすることにメリットはないのか？というのを考えてみたのですが、結論、以下の方法であれば多少ではあるものの恩恵を感じることができるのではないかと思います。

楽天ペイでポイント支払いをする
楽天ペイのキャンペーンにエントリーする

それぞれ解説していきましょう。

①楽天ペイでポイント支払いする

楽天ペイの請求書払いでは、これまで貯めた楽天ポイントを使用し支払いを行うことができます。

支払いの方法としては、決済時に楽天ポイントでの支払いを選ぶだけなのでとっても簡単
※ただし、使用するポイントを自由に設定することができない点には注意が必要です。
不足分は楽天キャッシュから支払われます。

ポイントが少しでも貯まっていればそれを支払いにあてることできるので、自動車税の負担を軽減することができるメリットがうまれます。

さらに、ポイントでの支払いには期間限定ポイントを使うことも可能です。
⇒期間限定ポイントとは文字通り使用期限が定められたポイントであり、通常の楽天ポイント（無期限）とは別で管理されます。
期間限定ポイントが残っている場合には、積極的に使っていきたいですね。

なお、楽天カードに新規入会すると5,000～20,000円分のポイントをゲットすることができますが、こちらも期間限定ポイントとして付与されるため、明確に欲しいものがないと持て余してしまうパターンが何気に起こりやすかったりします。
そんなときに、公共料金や自動車税の支払いに利用してみるのもありです。使うポイントが大きければ大きいいほど、実費負担の軽減を肌で感じることができるのではないでしょうか。

≫ 年会費永年無料の楽天カード

②楽天ペイのキャンペーンにエントリーしてから支払いをする

楽天ペイでは、チャージした金額が楽天ポイントとして全額還元されるキャンペーンや、自動車税や公共料金などの支払いの際に全額還元されるキャンペーンなどが随時開催されています。
特に、1の付く日に開催されるチャージの日は毎月開催されているので、楽天ペイで自動車税を納付するのであれば、必ず1の付く日にチャージしてから支払いを行うようにしましょう。事前エントリーもお忘れなく。

とはいえ抽選は運次第ですから、当たればとってもラッキーと思っておくくらいがちょうど良いかもしれませんね。

≫ 【楽天ペイ】キャンペーンページ

楽天カードでのクレジット決済はNG

自動車税はクレジットカードで納付することもできます。
そのため、楽天ペイの変わりに楽天カードを使って支払いをすることもできるのですが、こちらの方法は正直おすすめできません。

その理由は、クレジット決済で自動車税を納付したときに適用される還元率が500円で1ポイント（0.2%）と非常に低いこと、そしてクレジット決済に手数料がかかること。この2つです。

≫【楽天カード】カード利用獲得ポイントの還元率が異なるご利用先

仮に自動車税が30,000円だとすると、貯まるポイントは60ポイントとかなり微妙。
さらに支払い時には数百円程度の手数料が発生するので赤字になってしまうのです。

ということで、クレジットカードでの決済は回避した方が良いでしょう。

クレジットカードでの支払いは手数料がかかっちゃうんだ。

MINAMI

HIMARO

ペイアプリとの大きな違いはここですね。覚えておきましょう。

楽天ペイ以外でお得に支払える方法はある？

では、楽天ペイ以外でポイントバックなどに期待ができる支払い方法はあるのか？

はい、あります。

auPAYもしくはFamiPayを使い、それぞれに特定のクレジットカードを紐付けて用いてチャージを行うことで、チャージの金額に応じたポイント還元を受けることができます。
紐づけるカードとして、生活環境で使いやすい、ポイント還元率が良い、そして年会費無料のカードの条件がそろっているのがPayPayカードとイオンカードの2つです。これらを表にまとめてみました。

auPAYを使用する場合、国際ブランドはmastercardのPayPayカードあるいはイオンカードを用いることで、チャージの金額に応じて1%相当のポイントを獲得することができます。FamiPayも同じですが、こちらは登録するカードの国際ブランドがJCBでなければなりません。

ただし、チャージ金額の上限がauPAYは月5万円、FamiPayは月2万円にそれぞれ設定されていることには注意して下さい。自動車納税額が月間のチャージ上限額を超えてしまう場合は、1～2ヶ月前からの計画的なチャージを心がけていく必要があります。
なお、FamiPayの場合は本人確認を済ませることで、上限額を30万円まで引き上げることができます。本人確認での作業は、身分証明書（免許証など）や自撮りの撮影データを送るだけなのでとても簡単です。審査も通常30分ほどあれば終わるので、サクッと済ませてちゃっても良いでしょう。

イオンカードは10日がWポイントデーとなるため、この日にチャージを行うことで1%の還元を受けることができます。チャンスは月に1回きりなので、忘れないようご注意を。

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■auPAY＆FamiPayアプリ

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ファミマのアプリ「ファミペイ」

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まとめ～楽天ペイ以外の支払い方法も準備しておこう～

2024年6月3日をもって、楽天ペイでの自動車税納付ではポイント還元がなくなってしまいました。

今後も、品質向上の名目のもと各提供サービスは幾度となくルールが改定されていくことでしょう。それが、ユーザーにとって良くなることもあればときには悪くなることもあるかもしれません。（今回の楽天ペイに関しては、納税の側面でみると残念ながら改悪といわざるをえないですが）
そのため、今後は楽天ペイ以外にも使える手段をいくつかもっておくと良いでしょう。
⇒今回の記事内で記事内で紹介した、キャンペーンへの参加や他のアプリ、カードを使うなどの方法ですね。
そうすることで、予期せぬ事態にも臨機応変に対応ができるようになります。ぜひ、参考にしてみて下さい。

次回の自動車税納付でもお得な還元を受けるために、準備を整えていきましょう。