交通事故や車両の盗難、自然災害などの予測できないリスクからあなたやあなたの愛車を守る、クルマを所有するすべてのユーザーにとって重要となるのが自動車保険。
その契約年数は1年~数年となっていますが、いざ契約してみると補償内容に不備があったり、更新後の保険料が高くなってしまったりと不満を感じることがあるものです。
そうなると考えるのが、他の自動車保険への乗り換えです。この行為自体は多くのユーザーが行っていることであり、そう珍しいことではありません。
それでは、1年契約の保険で更新が来るたび毎回乗り換えを行うとどうなるのか?
毎年保険会社を変えると、何かペナルティをもらったり、ブラックリストに入れられたりするんじゃない…?
と、心配に思ってしまうかもしれませんね。
結論からいうと、基本的にはペナルティやブラックリストに入るようなことはありません。ご安心下さい。
むしろ、自動車保険は毎年(毎回)満期のタイミングで乗り換えることで保険料を安く抑えられる可能性が高くなります。
当記事では、毎年自動車保険を乗り換えてもペナルティを受けない理由や、乗り換えることによって得られるメリット、その理由について詳しく解説していきます。
自動車保険は随時見直していきましょう。
上手に乗り換えることで大きな節約にもなります。
ペナルティがないなら積極的な乗り換えも必要ってことね!
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毎年乗り換えることによるペナルティはない
冒頭でお伝えしたように、保険会社を毎年に乗り換えることによるペナルティをもらうようなことは基本的にありません。
これは、各自動車保険会社のホームページに掲載されている重要事項説明書や約款内の、契約または解約に関する条項を見れば明らかになります。特別記載がないようであれば、いつでも新規ユーザーとして受け入れてくれる(新規割引を適用してくれる)と考えて良いでしょう。
個人的には、ネット型はほぼ問題ないかと思います。
⇒すべての保険会社を確認できているわけではないので、乗り換え先や約款などは事前に確認するようして下さいね。気になる場合は、保険会社に直接問い合わせてみても良いもしれません。
参考までに、ソニー損保とSBI損保の各種資料ページを置いておきます。興味があれば見てみて下さい。
少なくともこの2社においては、ペナルティに関する記載は見当たりませんでした。
≫【公式】ソニー損保(自動車保険の約款ほか)
≫【公式】SBI損保(自動車保険各種資料)
私も過去に、A社→B社→(1年後)A社と短期でA社と再契約したことがありますが、A社から注意やペナルティを受けることはありませんでした。
デメリットはある?
では、毎年乗り換えることによってユーザーへのデメリットはあるのか?
それは、乗り換えるための手間がかかることです。
具体的には、各社の保険内容や保険料を確認することに時間を使ったり、新規契約時の書面のやりとりなどがあげられます。
ただし、ネット型であれば文字通りインターネット上で手続きが完結するので、書面に関しは大きな手間とはならないでしょう。
代理店型の場合は対面でのやりとりが発生する可能性があるため、その点も考慮しておく必要があります。
また、最安値の保険料を算出するために何社も見積もりを取るのが面倒…といった手間については、一括見積りをうまく活用することで時間を大幅に節約することができます。一括見積りを使えば、各社毎に見積もりを取ると毎回発生する車両情報や個人情報、補償内容などの入力を1回で済ませることができるのでかなり楽ちんです。
補償内容はあとでカスタマイズすることができるので、細かい部分の追加や変更してからの比較もカンタンにできます。
なお、当記事では更新(契約満了)での乗り換えを想定しているため、途中解約によるデメリットは割愛しますが、少しだけ触れておくと、途中解約した場合は等級があがるのが遅くなることや、支払い済みの保険金は満額返金されないことなどが起こりえます。
自動車保険を乗り換えるメリット
自動車保険を毎年乗り換えてもほぼデメリットはないことが分かったので、ここからは乗り換えによるメリットを紹介していきましょう。
そのメリットとは、ずばり保険料が安くなる、これに尽きます。
ではなぜ乗り換えることによって保険料が安くなるのか?その仕組みについては、次項から詳しく解説していきます。
なお、他の保険会社のサービスや特約をみたときに「こっちのほうがいまよりも補償内容が良さそうだ。」と思い乗り換えるようなことがあれば、それもメリットの1つといえます。
①満期時に乗り換えることで保険料を節約できる
さて、前述のとおり、自動車保険を乗り換えることで多くの場面において保険料が安くなる可能性があります。
具体的にいえば、いま加入しているの自動車保険を満期のタイミングで継続せず、別の保険会社と新規契約する(乗り換える)ことによって保険料を節約することができるというものです。
ちなみにここでは、ネット型自動車保険に乗り換える場合を想定しています。
その仕組みについて、例を用いて解説していきましょう。まずはこちらをご覧下さい。
上の図は、ソニー損保に加入したときに受けることのできるインターネット割引の割引額を引用したものです。
新規に契約すると12,000円の割引を受けることができますが、見てのとおり、契約を更新すると割引額は2年目で8,000円、3年目以降で4,000円と段階的に減少していくことが分かります。
「更新前と同じ補償内容にしたはずなのに、なんか保険料高くなってる?!」
と感じたことはありませんか?誰しもこういった経験を1度はしたことがあるかと思いますが、そのカラクリはこの割引額の減少が大きく影響していると考えてまず間違いありません。
そこに気付くことができれば、やることはもう分かりますね。
そう、新規契約で大きく割引を受けることができる自動車保険を探して契約することです。
これにより、保険料を節約できるようになります。
②毎年乗り換えることで常に最大額の割引を受けることができる
では、先にあげたデメリットポイントとなる手間をかけてでも毎年乗り換えることに何の意味があるのか?
その答えは、常に最大額の割引を受けることができることです。
決して安くはない自動車保険料を常に節約できるのは、とても大きなメリットといえるのではないでしょうか。
ただしそれを実現するためには、インターネット割引など契約初年度の割引額が高い(なおかつ保険料も比較的安い)保険会社をいくつかピックアップしておく必要があります。
こちらで、一部の自動車保険のインターネット割引額をまとめてみました。
※保険料や割引額などは作成当時のもので変動する可能性があります。詳細は公式HPや見積などで確認するようにして下さい。
※インターネット割引はそのほかにもアクサダイレクト、三井ダイレクト損保、楽天損保などが採用しています。
いかがでしょうか?どこの自動車保険も、1年目のインターネット割引額はかなり高い金額を設定していることが分かりますね。
これらの保険会社を巡るように毎年に乗り換えていくことで、常に契約1年目の状態=高いインターネット割引が適用される、すなわち大幅な保険料の節約を実現することができるというわけです。
とはいえ、インターネット割引の金額は同じでもその他の要素(等級や補償内容など)によって保険料は変わってきますから、現在契約中の保険を更新するかどうかも含め、候補にしている保険の事前見積もりを取り比較することはマストです。
これについても、一括見積りを使うことで時間を節約しつつ最適な見積もりを取得することができます。ぜひ、毎年活用していきましょう。
ちなみに、過去に1度契約したことのある保険会社であっても、解約後にもう1度契約すれば基本的は新規契約の扱いになるのでご安心を。
※三井ダイレクトなど一部例外有り。詳細は各社ホームページの割引条件などをご参照下さい。
先ほどご紹介した私の実例でも、以前契約していた保険と再度契約した際には新規扱いとなり、インターネット割引を最大額で受けることができました。
もう1度1年目になるならとってもお得になるね。
まとめ ~毎年の見直しで自動車保険料を節約しよう!~
今回は、自動車保険を毎年乗り換えることによるデメリットとデメリットを紹介しました。
乗り換えや元々加入していた保険会社と再度契約することによるペナルティは基本発生しません。
更新時に保険料が高くなってしまうことが気になる方、保険料を少しでも節約したい方は、保険満期のタイミングで見直しを行ってから更新か乗り換えかを判断する癖をつけるようにしてみて下さい。
代理店型よりもネット型自動車保険のほうが手間が少なくかつ保険料が抑えられる傾向にあるので、代理店型の保険を利用されている方はネット型への移行もあわせて検討してみてもいいかもしれませんね。
自動車保険のシステムを理解して、賢く保険料を節約していきましょう。
今回はここまでです。
引き続き楽しいカーライフを過ごしていきましょう。
最後まで読んでくれてありがとうございました♪
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