物価高や燃料費高騰に喘ぐ昨今の日本事情。
クルマを動かすためのガソリン価格の上昇も留まるところをしらず、今まで以上にクルマの燃費を意識する人が増えてきたのではないでしょうか。
そんななか、
スバル車には一度乗ってみたいけど、燃費が良い車種はあるのかな?
と思ったりしたことはありませんか?
自動車乗りにとって「スバルは燃費が悪い」というイメージは今も根強くあることは正直事実ではあるのですが、そのイメージが先行してしまいクルマ選びの選択肢からスバルが外されてしまうのは正直悲しいといわざるを得ません。
いまは自動車業界でもその技術力は日進月歩であり、燃費性能においてもかなり改善されているといわれています。
ということ当記事では、現在スバルから販売されているクルマのなかから、燃費が良い車種をランキングにしてみました。
実燃費と比較できるよう分かりやすくまとめたので、スバルの燃費も案外悪くないぞ!というのが分かってもらえると嬉しいです。
お、がんばったじゃん!
どんな結果になったのかなぁ?
市街地モードでみる燃費のいいスバル車ランキングTOP3
早速ランキングを発表していきたいところですが、今回作成するにあたっての前提条件は以下の通りとなります。
ランキング前提条件
- 現在スバルから販売されているクルマ(現行車)から選出
- OEMのクルマは含めない
- WLTCの市街地モードでランク付け
※OEMとは、他社が開発・製造し自社(スバル)へ提供したクルマのこと。
記載通り、今回は市街地モードの燃費でランキング付けしてみました。
というのも、過去にホンダが公開した「クルマ選びとクルマの利用に関する調査2021」によると、「現在のクルマを購入する際に意識したカーライフ」における回答の第1位が『日々の買い物に使う』となったデータがあるためです。
すなわち、街乗りでクルマを利用する人が多い=実燃費のアベレージは市街地モード(のカタログ値)に最も近くなる傾向にあるということ。
そのため、WLTCモードのなかでも市街地モードのデータがもっとも参考になると考えて良いでしょう。
クルマに乗る主目的が街乗りの方は、市街地モードの燃費をよく見るようにしてみて下さいね。
前置きはここまでにして、それではいってみましょう。
市街地モードでみる燃費のいいスバル車ランキング
トップ3形式で発表していきます!
3位:フォレスター[11.2km/L]
第3位はフォレスターで、市街地モードでの燃費は11.2km/Lでした。
フォレスターには6種類のグレードが用意されていますが、そのなかでもe-BOXER搭載のハイブリッド仕様グレード(Touring/X-BREAK/Advance)が該当となり、非搭載のグレードは若干燃費が落ちます。
ちなみに、フォレスターハイブリッドのクルーズコントロールには、ゆるやかに加速する「Ecoモード」が搭載されており、停車からの発進時や高速状態での加速の際に使用にすることで、燃費の向上をアシストしてくれます。
フォレスター 燃費情報 | Touring X-BREAK Advance | SPORT STI Sport XT-EDITION |
WTLCモード (総合) | 14.0km/L | 13.6km/L |
市街地モード | 11.2km/L | 10.3km/L |
郊外モード | 14.2km/L | 14.3km/L |
高速道路モード | 16.0km/L | 15.2km/L |
【参考】実燃費 | 12.06km/L | 11.07km/L |
なお、参考として併記している実燃費は、全国のオーナーが燃費情報を投稿するサイト:e燃費より引用しています。
市街地モードと比較したときに、他のモード値よりも最も近しい値となっていることが分かるのではないでしょうか。
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2位:インプレッサ FWD[13.4km]
続いて第2位は、2023年4月にフルモデルチェンジし再デビューを果たした新型インプレッサです。
市街地モードでの燃費は13.4km/Lでした。
FWD(前輪駆動)タイプが対象で、こちらもe-BOXER搭載グレード(ST-G/ST-H)が該当となります。
インプレッサといえば、近未来を感じさせる大型ディスプレイ(11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ)が採用されているほか、CMで大きく取り扱っている最新型アイサイトによる安全運転支援が大きな特徴です。
なお、先に紹介した「クルコンのEcoモード」もしっかり搭載しています。
インプレッサ 燃費情報 | ST-G ST-H (FWD) | ST-G ST-H (AWD) | ST (FWD) | ST (AWD) |
WTLCモード(総合) | 16.6km/L | 15.8km/L | 14.0km/L | 13.6km/L |
市街地モード | 13.4km/L | 12.9km/L | 9.3km/L | 9.2km/L |
郊外モード | 17.0km/L | 16.0km/L | 14.8km/L | 14.3km/L |
高速道路モード | 18.2km/L | 17.3km/L | 17.1km/L | 16.5km/L |
実燃費【参考】 | - | 10.78km/L | 12.38km/L | 11.63km/L |
発売されてからあまり期間が経っていないため、実燃費のデータが無かったり乖離している(上振れ傾向にある)ようです。
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1位:クロストレック FWD[13.6km]
そして、栄えある第1位は、2022年12月にお目見えしたスバルの新入りクロストレックでした!
(こちらはXVの正当後継機です!)
気になるその燃費は13.6km/Lとなっており、第2位のインプレッサとは0.2km/Lという僅差での勝利となりました。
※ちなみにそれ以外のモードではインプレッサのほうが上。
また、こちらもFWD(前輪駆動)タイプが対象です。
クロストレックに用意されているグレード(Touring/Limited)はいずれもe-BOXER搭載のハイブリッドなので、どちらのグレードを選んでも燃費に変わりはなく、その点においては悩みポイントが少なくちょっとしたメリットもあり。
なお、機能や装備の面では第2位のインプレッサとほぼ同じで、これまでご紹介してきた機能は全て網羅している安心安全のスペックとなっています。
クロストレック 燃費情報 | Touring Limited (FWD) | Touring Limited (AWD) |
WTLCモード(総合) | 16.4km/L | 15.8km/L |
市街地モード | 13.6km/L | 12.9km/L |
郊外モード | 16.6km/L | 16.0km/L |
高速道路モード | 17.9km/L | 17.3km/L |
実燃費【参考】 | 13.34km/L | 12.86km/L |
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コラム
インプレッサとクロストレックどちらを選ぶ?
新型のインプレッサとクロストレックは"兄弟車"ともいわれており、そのゆえんなのか、前述した通り搭載している機能や装備、それから今回の題材である燃費についてもほぼ同じであるほか、カーゴスペースの容量にいたっては全く同じ315Lだったりもします。
そうなると、気になるのは2台を比較したときにどっちに乗ろうか?ということ。
もちろん見た目の好みや予算で決めるのも良いですが、2台の大きな違いであるボディタイプから、ライフスタイルにおけるクルマの利用シーンをイメージしたうえで選んでみるのも良いでしょう。
インプレッサはハッチバックタイプのクルマで、お買い物や送迎などの街乗りで利用する客層を意識した作りとなっています。
やクロストレックはSUVタイプであり、普段使いのほか、休日に山間部へお出かけするなど、よりアクティブな使い方をしたい人に向いています。
⇒そのため、クロストレックにはX-MODEが搭載されていたり、ルーフレールをオプションで付けることが可能。
また、車高(全高)で比較すると、インプレッサは低視線・低重心であることから、走行性能が高くスポーティな走りを感じることができます。
クロストレックの場合は、目線があがり視野が広くなることから、運転のしやすさを感じることができるでしょう。
ちなみに、クロストレックは機械式駐車場の高さ制限に引っかかり利用できない場合があるため(これはSUVの宿命ともいうべきか…)そういった意味でも、街乗りとしての利用価値はインプレッサに軍配があがります。
燃費をあげるにはどうすれば良い?
せっかくスバルのクルマを購入したいと考えていただけているのであれば、いざ乗ってみたときに「やっぱり燃費ダメじゃん」とならないためにも、ユーザーで実践できる燃費向上の術(エコドライブのコツ)をしっかりとおさえておきましょう。
急発進や急加速を控える
発進時にゆっくりとペダルを踏み少しずつ加速することでムダな燃料消費を抑えることができます。
そこでよく目安として登場してくるのが、「5秒で時速20kmに達する程度のふんわり発進する」というもの。
これもちろん正解〇です。
しかし、この発信は時と場所を選ぶ必要があることを覚えておいて下さい。
例えば、ふんわり発進を意識しすぎたせいで先行車に後れをとり曲がれたはずの右折信号で引っかかってしまったとしましょう。これで信号待ち(アイドリング状態)になってしまっては本末転倒です。
また、交通量が多い場所で実践すると後続車に迷惑がかかることなどのリスクもあります。
交通量の少ない道路や路地など、その時の状況を見極めて実践するのが大事ということですね。
早めのアクセルオフを心がける
目の前が赤信号などでブレーキを踏む状況になった場合は、停止線や前の車に到達するギリギリまでアクセルペダルを踏まず、早めに足を離すように心がけましょう。
いうまでもないことかもしれませんが、ペダルを踏まない分ガソリンの節約となります。
エアコンの温度設定を変更する
家のエアコン温度を上げる(下げる)ことで電気代を節約すると同じで、車のエアコンも設定温度を変えることにより燃料を節約することが可能です
冷房であれば25度、暖房であれば20度が適正といわれています。
もちろん、暑い寒いを我慢してまで実施することではありませんので、ある程度身体が慣れてきてから実践すると良いでしょう。
タイヤの空気圧を適切に管理する
タイヤの空気圧は、クルマのポテンシャルを引き出す要ともいわれており、多すぎても少なすぎてもNGです。
これは燃費にももろに影響します。
時々でも良いので、ガソリンスタンドなどで給油するときなどに、空気圧のチェックをしてみて下さい。
(セルフのスタンドでは自分で測定&調整ができます。)
分からない場合は店員さんにいえば対応してくれますから、遠慮せずに聞いてみましょう。
ただ、このときたまにですが「どれくらいにします?」と聞かれることがあります。
慣れていないと「一体なんのこと?」とテンパるかもしれませんが、慌てずに!
これは空気圧をどれくらいの数値に合わせるかを聞いてくれているのです。
適切な空気圧が分からない場合は、運転席のドアを開ければわかりますので、そこに書かれている値を伝えればOKです。
不要な物は積んだままにしない
人間が重たいもの持って運ぶとすぐに疲れてしまうのと同じで、クルマに重たいものを積むとたくさんの体力(ガソリン)を使ってしまいます。
荷室が広い車だとついつい色んな物を積みっぱなしにしがちですが、すぐに使わないもの、不要なものはできるだけ車から降ろしておきましょう。
ちょっとした心がけが大事ってことね!
まとめ ~エコなスバルを楽しもう!~
ということで、市街地モードで見るスバル車ランキングでした。
他のクルマの順位をまとめたランキングは以下通りとなります。
車種 | 市街地モード燃費 | |
1位 | クロストレック | 13.6km/L |
2位 | インプレッサ | 13.4km/L |
3位 | フォレスター | 11.2km/L |
4位 | レヴォーグ | 10.2km/L |
5位 | アウトバック | 9.6km/L |
6位 | BRZ※AT仕様 | 8.0km/L |
7位 | WRX S4 | 7.6km/L |
記事内でも触れてますが、上位3車種はすべてe-BOXERのハイブリッド仕様車となっています。
※e-BOXERの搭載/非搭載はグレードによって変わります。
ハイブリッド車は、発進時や坂道などの踏み込み時にモーターが最適なアシストしてくれるので、燃費はガソリン車を上回りやすい傾向にあり、その結果がランキングにも如実に表れたといえますね。
(そういう意味でいうと、4位のレヴォーグはe-BOXER非搭載のガソリン車としてはかなり善戦しているといえるかも。)
車種によってはエコカー減税なども適用されるので、ガソリンと税金を賢く節約しながら、エコなスバルのクルマをぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回はここまでです。
引き続き楽しいカーライフを過ごしていきましょう。
最後まで読んでくれてありがとうございました♪
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