夏が過ぎいよいよ秋の紅葉シーズンに突入すると、過ごしやすさも相まってどこかへドライブに行きたくなりますよね。
そんななか、関東の紅葉スポットとして一度は訪れておきたいのが栃木県の奥日光
中禅寺湖や華厳の滝、戦場ヶ原などなど見どころはたくさんありますが、この時期に良くも悪くも話題となるのは、やはりいろは坂でしょう。
いろは坂といえば、日本の道百選にも選ばれているつづら折りの道で、その道中でも四季折々の風情を楽しむことができますが、紅葉シーズン真っ只中は道路が大渋滞することで有名です。
それも旅の醍醐味と割り切れるのであれば簡単ですが、「できることなら渋滞は避けたい!」とは、きっと誰しもが思うことではないでしょうか。
結論からいうと、いろは坂の大渋滞を回避する方法は土日祝の日中帯を避けること、これに尽きます。
混雑が予想される曜日や時間帯はもちろんこと、ちょっとしたテクニックを覚えておけば、上手に渋滞を回避することができるようになりますよ。
当記事では、そんないろは坂の渋滞回避策やテクニックなどについて詳しく紹介していきたいと思います。
ハイシーズンのいろは坂でめちゃくちゃ渋滞します。
窓を流れていく景色に晩秋を感じながらドライブ…のつもりが、渋滞に阻まれ同じ景色をずっと眺めるはめになってしまった!とならないためにも、しっかりと対策して楽しいドライブにしましょう。
渋滞はハマりたくないよね…どんな対策があるのかな?
この記事を読めば分かること
- いろは坂が渋滞するシーズンや時間帯、渋滞するポイント
- いろは坂の大渋滞を回避する方法
- その場でできる!渋滞を回避するちょっとしたテクニック
奥日光で絶景アクティビティを体験しよう!
いろは坂について
いろは坂はこんな道
いろは坂は、栃木県日光市にある、市街地と山間部を結ぶつづら折りの道で、下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂に分かれています。
(第二いろは坂は一部下りの部分もありましたが、2019年10月頃に完全に上り専用となりました。)
全長はそれぞれ6.5kmと9.5km
道中はほぼ完全なる一本道となっていて、一度入ってしまうと後戻り(Uターンや脇道などに逸れること)ができないことが特徴です。そのため、渋滞が予測されるシーズンに訪れる際は、それなりの覚悟をもっていろは坂に臨む必要があります。
ちなみに、上りは二車線で、下りは道幅が広く中央線のようなコンクリートの境目も見えることがありますが、実は一車線です。
第一いろは坂に入る直前に追い越し禁止の標識があるため、勘違いして他車の横に出てしまうと違反になってしまいます。
マナー云々ではなく法律に抵触してしまうことですから、ここはぜひ気を付けるようにしましょう。
↑Googleストリートビューより。
【要注意!】幼児等通行妨害?知らないうちに違反してしまっている意外な交通ルール
いろは坂が渋滞する時期や時間帯
いろは坂が渋滞する時期は、主にゴールデンウィークや紅葉シーズン(10月中旬~下旬)といわれおり、特に後者の紅葉シーズン中は、紅葉の名所としても知られていることも相まってより混雑しやすい傾向にあります。
そんないろは坂の渋滞ですが、紅葉シーズン中の土日祝日は、第二いろは坂(上り)は朝7時以降、第一いろは坂(下り)は15時以降に発生しやすいです。
人が行動を始める時間、帰宅する時間は概ね一緒なので、自分がこの時間に到着したい!と思ったその時間=混雑のピークになっていると考えて良いでしょう。
渋滞にはまったらどれくらい時間がかかる?
通常であれば20分程度で頂上に到達できるいろは坂ですが、ハイシーズンの休日に渋滞にはまってしまった場合、抜け出すまでに2~3時間はかかるといわれています。
に、20分が3時間になるなんてこともあるっていうの?!
それなりの覚悟が必要、というのはつまりそういうことだね…!
実際にいろは坂に行った人のX(旧Twitter)の声を拾ってみたよ。
Xのポスト
渋滞MAXで、いろは坂に2時間半もかかるという… 明智平も激混み。紅葉🍁は見頃でした✨#日光 #いろは坂 #華厳の滝 pic.twitter.com/3fnnsxQzD0
— ★やま☆★だ☆す★ (@ParmF91) October 30, 2022
いろは坂、渋滞💦進まん😅 pic.twitter.com/geklm76ToN
— ゆり (@ohana051) October 29, 2022
いろは坂
— ※nao※ (@starjewelry70) November 3, 2022
明智平周辺渋滞真っ只中💦 pic.twitter.com/XVgKYnDzZJ
上記ポストの曜日は、いずれも土日祝日でした。
下りルートのピークとなるはずの15時台に、上りルートが未だ渋滞しているパターンもあるようです。
また、過去には5時間(!)かかってしまったという人も…
東京を6時に出て来たのに明智平ロープウェイ待機列にはいってしまったばかりにかれこれ5時間ほどいろは坂で延々渋滞待機( ˘ω˘ )
— Nana (@nana_gelato) October 31, 2020
今の時点で1時半頃のロープウェイ予約になるそうだけど券を買うのに全員揃って検温が必要らしく駐車場に入れてないうちは取れないからうちがつく頃には3時とかになってそう
ただ、この日は強風によるロープウェイ運行の一時中断や、コロナ禍でのGoToトラベルによる人手の増加(屋外であれば感染リスク少ないというという当時の考えにより観光地に人が集中)などの条件が重なった結果のようです。
運によるところもあるものの、事前にイベントの有無や天候などの情報を集めておくと良いですね。
(ちなみに2020年10月31日も土曜日でした。)
渋滞前に準備を済ませよう
先に述べたとおり、いろは坂は一度入ってしまうと引き返すことができません。
いろは坂手前には各種施設がありますから、渋滞に備え給油(充電)やトイレ、軽い食事などは先に済ませておきましょう。
近くのガソリンスタンド
EVステーション
※終点の清滝ICで直進せず(いろは坂方面に向かわず)一旦右折するか、手前の日光ICで降りて向かう必要があります。
コンビニ
公衆トイレ
※自販機などの設置はありません。
※トイレ目的以外での駐車や長時間の駐車はやめましょう。
いろは坂の大渋滞を回避する方法
さて、いろは坂とそこで発生する渋滞についてお分かりいただけたところで、この渋滞をいかにして回避するかの方法をいくつかご紹介していきましょう。
冒頭で述べているものも含め、主な手段は以下の3つです。
いろは坂渋滞回避策
- 平日を狙う
- 早朝または遅い時間帯に訪れる
- 奥日光周辺に前泊する
それぞれ、詳しく解説していきます。
平日を狙う
当然といえば当然なのですが、土日祝日が混雑(渋滞)すると分かりきっているのであれば、平日に行くだけでも状況はだいぶ改善されます。
もちろん「土日祝でしか行けないよ~!」という事情の方もいるとは思いますから、その場合は、せめて次の日が平日の日曜日や祝日を狙って行くようスケジュールを組んでみると良いでしょう。
また、シーズンオフぎりぎり(11月上旬ごろ)だったり、次項で紹介する時間帯をずらす戦法をあわせて使うのもおすすめです。
ちなみに私は2022年の11月4日(金)に行ったことがありますが、その時のいろは坂はほとんど渋滞してませんでした。
もちろんまったくなかったというわけではないですが、混み始めたのは明智平ロープウェイの先にあるトンネルの出口付近くらいからで、そこからは20分足らずで目的地(華厳の滝)に到着したと記憶しています。
早朝または遅い時間帯に訪れる
復習となりますが、いろは坂の渋滞ピークは、第二いろは坂(上り)で朝7時以降、第一いろは坂(下り)で15時以降です。
やはり「早く行って早く帰ろう。」という考える人が多いためか、特に朝の時間帯は、最悪いろは坂に入る前から渋滞にはまる可能性もあります。
またもXの紹介となってしまいますが、こちらのポストをご覧下さい。
日光に紅葉見に来たら、この時間でコレである…日光インター降りてすぐのローソンでこんな渋滞…まだまだいろは坂は先やで… pic.twitter.com/z5iPNTRZNi
— ばのてん (@banotenn) October 22, 2022
なんと朝の7時過ぎでもうこの渋滞
上記ポストで触れられているローソンは先ほど紹介した地図に載せているのですが、ここからいろは坂の入口まではなんとまだ4kmもあります…いろは坂を含めた奥日光の人気ぶりが見てとれる瞬間ですね。
これほどの渋滞を回避したければ、土日祝の場合はできれば朝6時台に到着しておきたいところ。
しかしそれも、出発地点がよほど日光に近いところからでもない限り、明け方か深夜にはもう行動を始めなければなりません。それはさすがにちょっと厳しい…ということで、その場合は、下りのピークが始まる14~15時以降の到着を目指してみると良いでしょう。
レンタカーを借りる場合は、借りる時間や返す時間も意識しなければならないので、24時間営業しているレンタカー屋さんを選ぶと融通が利きやすいです。
奥日光周辺に前泊する
宿泊して日光周辺を中心に観光することを検討されているのであれば、正直これが1番おすすめだと思います。
中禅寺湖周辺には宿泊施設がいくつもありますから、夕方以降にいろは坂をスイスイ上り、ホテルや旅館に泊まって翌日中禅寺湖や華厳の滝を巡る…といったプランを組めば、渋滞をほとんど気にすることなくストレスフリーに観光を楽しむことができます。
ちなみに、中禅寺湖にはかの有名な星野リゾート"界"があり、湖畔や男体山を一望できることで高い注目と人気を集めています。紅葉狩りをしつつもちょっと贅沢な非日常感を味わいたい方にオススメのお宿といえるでしょう。
人気の宿だとシーズン中は埋まるのもとても早いので、旅行の計画は早めに始めましょ!
こんなところに泊まってみたいな~。
≫【じゃらん】中禅寺湖周辺の宿を探す
≫【楽天トラベル】中禅寺湖周辺の宿を探す
高速道路のサービスエリアにある宿泊施設を利用すると、早めに行動を開始することもできるのでこちらを使うのも1つの手といえます。詳しくは下記記事を参考にしてください。
その場でできる!渋滞を回避するちょっとしたテクニック
第二いろは坂では、実は渋滞の要因となっているポイントが明確にわかっているため、そのポイントに近づいた時に頃合いをみて車線変更をすることで、渋滞にはまっている時間を多少なりとも軽減することができるようになります。
※闇雲に車線を変更しまくる行動は控えましょう。
その渋滞ポイントは、明智平ロープウェイと華厳の滝の2箇所です。
1つずつ解説していきます。
①明智平ロープウェイ
ロープウェイ頂上で華厳の滝や中禅寺湖を望むことができる人気スポットの1つです。
ここには専用の駐車場があるのですが、その入口は右車線側にあるため、明智平ロープウェイが近づいてくると右車線の進みが劇的に遅くなります。
↑入口は右車線から分岐
明智平ロープウェイに寄る予定がない場合は、右車線側にいるとかなり時間をロスしてしまうので、なるべく早い段階で左車線に移っておくようにしましょう。
②華厳の滝
いろは坂の終点、交差点の右折ポイントです。
華厳の滝(の駐車場)を目指す車が多くこの先も混雑しているため、信号が青になっても1~2台しか右折できなかったります。
その代わり左折レーンは空いていることが多いので、いっそ左折して側の中禅寺湖側の駐車場に停めてるのも1つの手です。
そこから華厳の滝まで歩くようにすれば、(歩く分だけ時間はかかるにしても)渋滞にはまり続けるよりは心にゆとりが生まれることでしょう。
"急がば回れ"ってやつね♪
中禅寺湖周辺の駐車場情報
< 栃木県営湖畔第1駐車場 >
・駐車料金:320円/1回
・営業時間:7:00~22:00
※12/1~3/31は8:00~21:00
・収容台数:普通車218台、大型車11台
すぐ近くに第2駐車場もあり
< 栃木県営湖畔第2駐車場 >
・駐車料金:320円/1回
・営業時間:7:00~22:00
※12/1~3/31は閉鎖
・収容台数:普通車58台
< 歌ヶ浜第一駐車場 >
・駐車料金:無料
・営業時間:無休
・収容台数:普通車111台、大型車15台
すぐ近くに第二駐車場もあり
< 歌ヶ浜第二駐車場 >
・駐車料金:無料
・営業時間:無休
※冬季(詳細期間不明)は閉鎖される模様
・収容台数:普通車34台
無料のため、シーズン中は満車率が非常に高くなります。
まとめ ~自分にあった方法で渋滞を回避!ストレスフリーに紅葉を楽しもう!~
いろは坂での大渋滞を回避する方法についての紹介でした。
各対策法と、その方法をおすすめできる人をおさらいしておきましょう。
いろは坂渋滞回避策(おさらい)
・平日を狙う
⇒平日にお休みを取れる人におすすめ!
・早朝または遅い時間帯に訪れる
⇒早起きが得意な人、時間経過による景色の変化を気にしない人におすすめ!
・奥日光周辺に前泊する
⇒日帰り以外を考えている人全員におすすめ!
旅のスケジュールを組むのはその人その家族によって事情が変わってきますから、あなたができる範囲で渋滞回避策を実践してみましょう。
記事中では自己体験も踏まえてお話しさせていただきましたが、土日祝やピーク時間帯を外すだけで大幅な時間の節約と渋滞によるストレスを受けることがなくなり、きっと楽しくドライブすることができるはず。
日本が持つ紅葉は、世界的に見ても非常に珍しく美しいといわれています。そんな日本が誇る景色を、好きなクルマでドライブしながらぜひ楽しんでみて下さいね。
今回はここまでです。
引き続き楽しいカーライフを過ごしていきましょう。
最後まで読んでくれてありがとうございました♪
★よければ1clickお願いします★
人気ブログランキング
■各種出展
・じゃらん <https://www.jalan.net/>